ピアノ伴奏で一番大事なことを一つあげるとしたらそれはテンポキープ。
ピアノ伴奏で一番大事なことはと聞かれたら、まずはテンポキープです。
そして、ビートとハーモニーバランス。
ソロとは全然違う音量バランスの作り方や、聞かせどころの作り方があります。
上手な伴奏者(共演者)か否かで、ソリストさんの演奏もかなり印象が変わるでしょう。合唱でもソロでも同じです。
毒にも薬にもならないような、ただただおとなしい演奏はつまらない。かと言って、ソロの音色と音量でガンガン独りよがりな演奏をされてはたまったもんじゃない。
小学生の音楽会シーズンには、時々、「伴奏に挑戦したい」とオーディション前提で楽譜をもってくる生徒さんもいます。
合唱部のコンクール伴奏をみて欲しいと単発で来られる生徒さんもいます。
吹奏楽部だけど、仲間がアンコンに出るので頼まれた、と久しぶりにレッスンにきた高校生もいました。
アンサンブルは楽しいです。ピアノという楽器はほとんど一人で黙々と練習を重ねる時間が長いだけに、誰かと合わせられる喜びは本当に大きいと私は思います。
その喜びを得るためには、譜読みが早いことはかなり有利です。
そして客観的に聞くために、ある程度仕上がってきたら録音をとってみることをオススメします。テンポキープや音量バランスについて、自分で思っているのとはずれがある場合がほとんどです。
これまで、私は合唱、声楽、バイオリン、チェロ、ビオラ、フルート、トランペット、トロンボーンなどなど、様々な場面で伴奏(共演)ピアノを弾かせていただきました。
丁々発止のプロフェッショナル同士の場合もあれば、アマチュアの方や子どものお稽古ごとの発表会などなど、シチュエーションも様々。いずれにしてもアンサンブルは楽しいです。
来月は演奏会やコンクール伴奏など本番が7つ。演奏曲もたくさんなので、抱える曲は30曲以上あるかしら。練習頑張ります。