Ave Maria (Luzzi) ピアノ伴奏 -karaoke-
Ave Maria
ルイージ・ルッツィ(Luigi Luzzi 1828年3月27日 – 1876年2月26日)作曲のアヴェ・マリア Op.80のピアノ伴奏を録音しました。
Ave Maria, op.80
Ave Maria, piena di grazie il Signor è con te
Tu sei benedetta fra le donne
e benedetto è il frutto del ventre tuo, Gesú.
Maria! Maria!
Ave Maria, piena di grazie. Ave!
Sancta Maria, Madre di Dio,
prega per noi peccatori,
adesso e nell’ora della nostra morte.
Maria! Maria!
prega per noi
adesso e nell’ora della nostra morte!
Maria! Maria,
prega per noi, Maria!
Amen!
和訳
アヴェ・マリア 恵みに満ちた方
主はあなたとともにおられます
あなたは女のうちで祝福され
ご胎内の御子イエスも祝福されています
マリア!マリア!
アヴェ・マリア、恵みに満ちた方、アヴェ!
神の母 聖マリア
わたしたち罪びとのために
今も 死を迎える時も
お祈りください
マリア!マリア!
わたしたちのために お祈りください
今も 死を迎える時も
わたしたちのために、お祈りください
アーメン
「アヴェ・マリア」について
「アヴェ・マリア」の歌詞は、カトリック教会における聖母マリアへの祈祷文です。前半はルカによる福音書の1章28節、大天使ガブリエルがマリアに受胎告知する場面と、1章42節のエリザベトがマリアに挨拶する場面から取られています。
後半は中世のフランシスコ会の修道士によって付け加えられたと言われています。
カトリック教会では、主の祈りと共にもっともよく祈られる祈祷文です(プロテスタント教会では、マリア信仰はありません)。
ラテン語によるこの祈祷文には、ミサ曲以外にもたくさんの作曲家が曲をつけています。
ピアノ伴奏について
このLuzziのアヴェマリアは、変ト長調(♭5つ)の柔らかい響きの曲調で始まります。前奏は少しドラマチックにフレーズ感を出し、3連音符の刻み音形に変わる6小節目で指定の60のテンポに合わせます(60で弾き続けるのがなかなか難しい!!)。
伴奏の旋律(歌のメロディー部の対旋律)は左手です。右手の3連音符の刻みにはスタッカート表記がありますが、決して強くならないように気をつけて弾きます。ペダルを使うか否か、悩ましいところです。演奏会場や楽器の響き方にもよると思います。
中間部は同主調の変ト短調になり、テンポも80と早まっています。少し切迫した感じですが急ぎすぎないこと。ダブル♭に惑わされないように。途中で異名同音である嬰ヘ短調に表記が変わります。譜面上は♭6つのままで臨時記号による表記となるので、注意してください。また、45小節では歌の音域がかなり低くなるので、伴奏の音量に細心の注意が必要です。
伴奏形が戻る47小節で長調に戻り、冒頭と同じテンポに戻ります。2拍分だけ嬰へ長調表記で3拍目からは異名同音の変ト長調表記となります(書き方は変わりますが音は同じ)。
最後のAmen!も音域が低く、歌い手さんの息が続かず苦労するところです。
全体に、歌は八分音符割、伴奏は3連音符で書かれています。お互いに、大きな4拍子のテンポ感を持ち続けて演奏しましょう。